ブログ

駅前活性化と庁舎の課題 投資の側面

こんにちは。正田です。

私個人の意見と強く前置きさせていただいた上で駅前活性化および庁舎の課題に

ついて書きます。

まず、今回の総括質問で梅本議員から駅前東館については、やはり前五藤市長の

提案された、駅前庁舎民間複合施設がよかったとの言及がありました。

私もこの意見に大いに賛同した上で、投資の視点で書かせていただきたいと思います。

最初に、繰り返しになりますが、合併特例債は約67%国が負担してくれる借金で

平成31年度末までに全てを完了しなくてはなりません。計画・設計・工事等を考えれば決定に

時間がないのです。使わなければ、100%自己負担です。

 

現在、街づくり戦略検討会議では駅前東館に公共民間複合施設をつくったらどうかとの

結論が出つつあります。一方、庁舎も耐震診断の結果は出ていませんが、かなり状態が

よくなく建て替えが妥当であるとの結論が容易に想像できる状態にあります。

仮に庁舎建設費用に50億円かかると仮定します。

  1. 現在の場所で建て替える。
  2. 駅前東館で建て替える。
  3. その他土地で建て替える。

この3点が考えられます。

1番、現在地で建て替える場合、庁舎建設の間、仮庁舎を借用または建設が必要となり

50億円+仮庁舎建設もしくは賃料が想定されます。

また、駅前東館には自己負担で別の施設を建設することになります。

2番、駅前東館を利用すると、50億円+公共民間複合施設建設費用となります。

2つの公共施設を設置するよりは、1つにまとめたほうが安価になることは容易に想像

できると思います。

3番、その他土地の場合、買収費用+50億円、ただ、これには買収の時間がないという

問題があります。広い土地を交通の便の良い土地に確保するのは至難の業です。

現在候補地はなく、立ち退き等をお願いする場合は到底間に合いません。

また、1番と同様に駅前東館には自己負担で別の施設を建設することになります。

他の選択肢として、

駅前西館に移転するというのも選択肢としてあるかもしれません。

この件は、うまくいけば一時的な投資が一番少ないかもしれません。しかし、駅前西館の所有者は

市だけではなく、買い取りの時点で難航する可能性があります。また、耐震化の費用と将来に

また建て替えの課題があります。この時は100%負担です。

仮に西館に上記の条件がスムーズにいったとしても、東館に一部機能をもっていかないと

現在の機能の維持などにも問題があると思います。

 

私は、以前から言っているように、庁舎の駅前東館への移転は、目的でなく手段であり、

港湾の開発も合わせ、庁舎に投資する費用をうまく使って、街づくりを一括に考え、庁舎設置の

費用をその原資の一部としたいと思っているのです。

一部の誤解に駅前に庁舎単独で駅前東館を建てるとか、

将来の借入を増やさないと言われる方がいますが、建て替えの結論の中で一番安価なのは、

駅前東館への移転で合理的な投資をすることが一番の行財政改革なのです。

 

その他、「駅前に公園整備」、「駐車場がない」などの課題もありますが、街づくりをかんがえる

上で解決できる課題であると考えています。

また、分散型庁舎でいいじゃないかという意見もありますが、「分散型庁舎の弊害」については

また書きます。

平成26年3月21日

PAGE TOP