活動報告

政策で三原を前へ

総括質問(2018年2月議会)報告 その1~高坂自然休養村のリニューアルは見返り事業?

おはようございます。正田です。

総括質問の1問目について書きます。

以前から公共施設マネジメントの観点からこの事業に注目していました。

また、平成27年の一般質問や委員会でも指摘して、市が開発を断念した経緯がありますが、

30年度予算には、高坂自然休養村のリニューアルの新たな予算案が提出されています。

本件を議会で提起するにあたり、市民の声をいただいた方に言わせれば、ゾンビ予算です。

 

まず質問は、開発の妥当性からいきました。

この事業に対して、ゾーニング(対象とする場所)、ターゲティング(呼びたい人)に

ついては何か?との質問に対し、

以前の説明では、担当課は、農業体験により都市からのファミリー層、

副市長は、仏通寺にインバウンド観光と答えています。

ここに既にズレが生じています。

そして、2月に行われた斎場の特別委員会で、地元対策、端的にいえば斎場建設の

見返り事業と答弁しています。

この3つの発言から、本当に活性化が目的のリニューアルですか?

手段が目的化し、リニューアルすることが目的になっていませんかと聞いています。

30年度計上されている予算は約5000万円、付帯の道路整備等などをあわせると1億2千万円

この投資が本当に必要なものか。

また、活性化のための投資に対する効果の検証ができていますかと聞きました。

それに対する答えは、高坂自然休養村は、仏通寺をあわせて三原の重要な観光資源であり、

可能性があるため、地域のおもてなしを基本に、必要に応じて、外部の担い手を含め活性化を

実現する、ターゲットは老若男女と答弁されました。

すでにこの答弁でゾーニング(対象とする場所)、ターゲティング(呼びたい人)も定まってない

とわかりました。

また、市場分析、達成目標もなく、投資にいたる段階ではないと指摘を致しました。

 

次に、気になる見返り事業に関することについて、すこし突っ込んで聞きました。

この地区には斎場が建設されます。その見返り事業として

既に地域の任意団体と覚書を締結しており、また、要望書に対する回答書には、予算計上すると

市長名文書ではっきり約束しています。

地域要望については、当然の行為でそれを否定はしません。

しかし、なぜ、2年前からこの事業について、議会でも再三、多数の議員から指摘があったのにも

かかわらずこの事実が、知らされず、議会説明を得ないで合意文書が出された疑問です。

しかも、2年前に議論を巻き起こした以降、取り下げられ、今年1月に議員全員協議会で

リニューアルの案が1回説明しただけで、予算計上し、3月の予算委員会で可決してくれと

言っているのです。

また、覚書、回答書の事実は、私が質問する2日前に出てきました。

合意文書は、議会説明前に出されています。

この進め方のプロセスについて、指摘をしました。

この答弁は、2回求めたのにもかかわらず、リニューアルにあたり、丁寧に地域協議を行った

ことや仏通寺の集客可能性などの延々と答弁して、話をそらして肝心な部分をスルーしました。

議場で延々と追及するわけもいかず、引き続き予算委員会で議論していくとしました。

本予算には、賛同することはできないと表明しました。

 

まだ機会はあり、来週の予算審議の段階で、多くの議員に私の主張に賛同いただければ、

見直しも可能なため予算委員会で議論を尽くし、見直しの可能性にかけます。

また、私の質問は一昨日でしたが、昨日、安藤議員も同様な質問をされ、

もうすこし突っ込んで同様な指摘をされたと同時に、

再来年以降も開発の可能性の余地を残していた部分の説明について、市が再投資する可能性は、

ないという答弁を引き出されました。これは記録として残りました。約束です。

 

本件の投資の課題について、皆様のご意見をお聞かせください。

その2では不燃物処理工場の建設に伴う諸課題について書きます。

平成30年3月9日

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