正田洋一です。
市議会議員としてのこの1年を、振り返ってみたいと思います。
3回に分けてお伝えします。少し長くなりますが、よろしければお付き合いください。
「区切り」
2月・3月議会をもって、3期12年にわたる議員活動が一区切りとなりました。
一般質問・総括質問は48回。当選以来、休むことなく登壇してきました。
この12年間、私が一貫して大切にしてきたのは、「課題解決」と「説明責任」です。
市民の皆さまの声に耳を傾け、現場を確認し、議会で問い、できる限り課題解決につなげる。その積み重ねの12年だったと思っています。
一方で、できなかったこともあります。
もっと踏み込めたのではないか、もっと違う方法があったのではないか。そんな思いも数多く残りました。
その積み残した課題も、4期目への挑戦を決断した理由の一つです。
そして、もう一つ考えるようになったことがあります。
これまで政治の世界で、いわゆる「老害」と呼ばれるような振る舞いに苦しめられた経験があります。
だからこそ、自分はそうなりたくないという思いを、常に持っています。
50代を迎え、自分自身の引き際についても考えるようになりました。
正直に言えば、この先10年、20年と議員を続けるつもりはありません。
自分なりの「定年」を考え、いつかは次の世代へバトンを渡す。その時には、自分が前に出るのではなく、挑戦する人を支える側に回りたいと思っています。
それでも今は、もう少し挑戦したい。
そう思える自分が、まだここにいます。
ちなみに、私がここで言う「老害」は、年齢や期数のことではありません。
他者の意見に耳を傾けず、自分の考えだけを押しつける。変化を拒み、後から来る人の挑戦や成長を妨げる。そうした姿勢のことです。
議会は本来、多様な意見を受け止め、議論し、未来に向けて前に進むための場であるべきだと思っています。

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「選挙」
4月には、4期目に挑戦する市議会議員選挙がありました。
よく、現職は「信頼」で、新人や若い候補は「期待」で選ばれると言われます。
しかし市議会議員選挙は、約30人の候補者の中から、基本的には一人の名前を書いて票を託していただく選挙です。
そう考えると、選挙はやはり怖い。
私は、「信頼」で一番でもなければ、「期待」で一番でもない。
そんな思いがあるからこそ、結果が出るまで、言葉では表せないほどの不安と向き合う日々が続きました。
むしろ、「選挙に強い」「たぶん大丈夫」と言われることの方が、私には重く、怖く感じられました。
それでも、多くの皆さまに支えていただき、再び当選という結果をいただくことができました。
あらためて、心から感謝しています。
そして私は、もう一度4年間の機会をお預かりしたのだと思っています。
この結果に報いる方法は、仕事で結果を出すこと以外にありません。
一つひとつの仕事を積み重ね、その姿を見ていただくこと。それが次の信頼につながるのだと思います。
13年目以降も変わることなく、「課題解決」と「説明責任」を軸に、市民の皆さまと向き合い続けていきます。


「議長就任」
4月末、三原市議会議長に就任しました。
議会という限られた世界の話ではありますが、私の議長就任を意外に感じられた方も多かったのではないかと思います。
三原市議会の議長・副議長選挙は、これまで議員間のさまざまな調整や駆け引きを経て行われてきました。
しかし、その過程は市民の皆さまから見えにくい。
今回も残念ながら、その点では大きく変わるものではありませんでした。
私は、この部分については自分の任期中に少しでも変えていきたいと思っています。
そのような中で臨んだ議長選挙で、私は自分の考える議会運営の方向性を明確に示しました。
それは、一議員としての政策や公約ではありません。
三原市議会全体を、どうすればより機能する議会にできるのか。そして、市民の皆さまから、より信頼される議会にしていけるのか。
その視点から、私は大きく三つの方針を掲げました。
一つ目は、政策力の向上です。
議員一人ひとりの政策形成力や質問力を高め、議会全体としての政策力をさらに高めていくこと。
二つ目は、市民参画と対話の充実です。
幅広い世代の皆さまとの対話の機会を広げ、議会をより身近で、関心を持っていただける存在にしていくこと。
三つ目は、コンプライアンスの徹底と強化です。
議員一人ひとりが、より高い倫理観と責任を持って行動できる議会をつくっていくこと。
この三つを柱として、議長選挙に臨みました。
また、議長選挙で競ったお二人の所信表明にも、私自身が共感する考えが数多くありました。
立場を競ったからといって、その考えまで否定する必要はありません。
良い提案や考えは取り入れ、議会全体のものにしていく。それも議長の役割だと思っています。
とりわけ、
・議会として説明責任を果たすこと
・政策力を高め、監視機能を強化すること
この二つについては、私自身も強く共有する考えです。
議会を変えることは、簡単ではありません。
これまでのやり方を変えようとすれば、当然、さまざまな意見も出てきます。
決して平坦な道ではないと思っています。
それでも、市民の皆さまから託された責任に応えるため、そして議長として選んでいただいた責任を果たすため、言葉だけではなく、任期の中で一つでも多く形にする。
その思いで、議長としての仕事をスタートしました。
次回は、「議長という仕事」についてお伝えします。
市民の皆さまからは見えにくい議長の役割や、二元代表制の中で議会と議長が果たす役割について、実際に議長を務めて感じたことも交えながら書いてみたいと思います。
令和7年12月26日












