活動報告

政策で三原を前へ

本郷産廃最終処分場問題について横田広島県知事へ直接要望

7月31日、広島県の横田美香知事に、本郷産業廃棄物最終処分場問題について直接お伝えする機会をいただきました。

ご報告が遅くなりましたが、8月19日に三原市議会で今回の経緯について説明を行いましたので、改めて皆さまにもご報告します。

今回の訪問は、6月議会において三原市議会が「本郷産業廃棄物最終処分場に係る県の指導・監視体制の強化及び住民への説明責任の徹底を求める意見書」を可決したことを受けたものです。竹原市議会でも同趣旨の意見書が可決されたことから、高重竹原市議会議長とともに横田知事を訪問しました。

三原市議会意見書HP

横田知事との面会は当初5分程度の予定でしたが、結果として、2市合わせて10分ほどお話しすることができました。

 

 

 

 

 

 

 

本件については、処分場の稼働後に周辺でさまざまな事象が確認されていること、その原因が明らかになっていないこと、そして現在の管理・監視体制が十分とは言えないことなど、いくつもの課題があります。

処分場が稼働している以上、施設が適正に管理されているのかを継続して確認する必要があります。そして、周辺で異変や変化があれば、その時に現場を確認し、必要な対応を行う。これは当然のことだと考えています。産業廃棄物最終処分場の許可権者は広島県です。県には、許可後も適正な維持管理が行われているかを監視・指導し、県民の生活環境を守っていく責任があります。

横田知事にお願いしたこと

横田知事には、主に次の点をお願いしました。

1.処分場に対する監視・管理体制を強化すること

2.展開検査が適正に行われるよう、県として確認・指導すること

3.水質検査など行政による検査を継続すること

4.地域住民への情報公開と説明を徹底すること

あわせて、地域住民と知事との面会の機会についても検討していただくようお願いしました。横田知事には真剣に話を聞いていただき、「できることを検討したい」との趣旨の返答をいただきました。

なぜ、知事に直接伝えることにこだわったのか

今回、私が横田知事に直接お伝えすることにこだわったのには理由があります。

現在の広島県の対応では、課題の解決や地域住民の不安解消に至っていないと考えているからです。広島県による水質検査は行われています。過去には何度も行政指導や搬入停止がありました。しかし、最近の検査では異常な数値は確認されていないとの説明も受けています。

一方、現場では、周辺河川に泡を伴う水が流れることや、調整池から通常とは異なる色やにおいの排水が確認されるなどの事象が起きています。泡を伴う水については、現時点で原因は分かっておらず、原因を特定すること自体も難しいとの説明を受けています。しかし、原因が分からないことと、何もしなくていいことは別の問題です。現場では、実際に異変が起きています。

ただ、定期的な水質検査で確認できるのは、採水した時点の状況です。

「検査では異常な数値が確認されていない」

「泡を伴う水などの原因は分からない」

「原因を特定するのは技術的に難しい」

それだけで終わってしまっている現状では、地域住民の不安解消にはつながりません。では、なぜ泡を伴う水が流れるのか。なぜ通常とは異なる色の排水やにおいが発生するのか。それらの事象と処分場との間に関係があるのか、ないのか。すぐに原因を特定することが難しいのであれば、なおさら、発生した事象を記録し、現場を確認し、必要な検査を行う。そして、それを継続して積み重ねていくことが重要です。定期検査を否定するものではありません。ただ、定期検査だけでは分からないことだらけです。異変が起きた時に現場を見る。必要な検査をする。原因がすぐに分からなければ記録を残して追い続ける。

私は、そこまでやって初めて、地域住民の不安に向き合うことになるのではないかと思っています。そして、こうした情報を地域住民がきちんと確認できる仕組みも必要です。それを伝えたかったのです。

それぞれが責任を果たす

広島県には、許可権者としての責任があります。三原市には、市民の生活環境を守る責任があります。そして議会には、行政の対応をチェックし、必要な改善を求めていく責任があります。県には県の責任、市には市の責任、議会には議会の責任がある。それぞれが、自分たちの責任を果たすことが必要です。

横田知事は昨年11月に就任されました。知事が代わられたこのタイミングだからこそ、改めて三原で何が起きているのか、地域住民の皆さんがどのような不安を抱えているのかを知っていただく必要があると考えています。もちろん、知事にお話をしたから終わりではありません。広島県がこれからどのように対応するのか。三原市がどのように対応するのか。そして、現場が実際にどう変わっていくのか。これからもしっかり確認していきます。

ここまでが、議長として三原市議会を代表して行った申し入れの内容と、その意図についてのご報告です。

その上で、一議員としても、この問題には今後とも粘り強く取り組んでいきたいと考えています。これまでと同じ方法を繰り返すだけではなく、必要であれば手法も変えながら、課題解決のために何ができるのかを考え、行動していきます。

また、本件に関してお困りのことや、新たな事象などがありましたら、ぜひお知らせください。必要に応じて私自身も現場を確認し、広島県の担当課にも対応を求めていきます。

水や生活環境に関わる問題です。だからこそ、現場で起きていることを一つひとつ確認する。必要なことは行政に求める。自分で確認できることは自分で確認する。一度で解決する問題ではありません。それでも、できることを一つずつ積み重ねていく。

市民の皆さんとともに、この問題の解決に向けて、これからも粘り強く取り組んでいきます。

令和8年8月20日

PAGE TOP