前回に続き、今回は要望活動の内容について、一部ではありますが具体的にご報告します。
三原市の主要事業に関する提案項目は、全部で18項目あります。これらを一冊の冊子にまとめ、国や広島県などの関係部署を訪問し、事業の現状や課題、必要性を説明しながら要望を行っています。
今回の提案項目は、次のとおりです。
三原市主要事業に係る提案項目
提案項目1 高規格道路の整備促進について
提案項目2 県管理国道及び県道の整備促進について
提案項目3 市道の整備推進について
提案項目4 交通安全対策事業の促進について
提案項目5 土木インフラの維持修繕について
提案項目6 道路インフラ老朽化対策の推進について
提案項目7 河川改修事業等の促進について
提案項目8 砂防事業等の促進について
提案項目9 急傾斜地崩壊対策事業の推進について
提案項目10 港湾整備事業(三原内港再生)の整備促進について
提案項目11 港湾整備事業(松浜地区・貝野地区)の整備促進について
提案項目12 港湾海岸保全事業(高潮対策事業・老朽化対策)の整備促進について
提案項目13 重要港湾尾道糸崎港(糸崎岸壁)の耐震強化及び機能強化について
提案項目14 都市計画道路椋本三太刀線の整備推進について
提案項目15 都市公園事業の整備推進について
提案項目16 中心市街地公共施設再編整備の推進について
提案項目17 土地区画整理事業(東本通地区)の推進について
提案項目18 公共下水道事業の推進について
資料の最後には「三原市主要事業提案箇所図」があり、三原市の地図上に各事業の場所が示されています。
それぞれの提案項目には、国土交通省、広島県、三原市などの事業主体を記載し、「現状および課題」「提案の要旨」「事業目的および効果」「経過及び今後の取り組み」を整理しています。位置図や写真も添付しています。
つまり、単に「この事業を進めてください」とお願いしているわけではありません。
なぜ必要なのか。
今、何が課題なのか。
整備すると、どんな効果があるのか。
今どこまで進んでいて、これからどうするのか。
こうしたことを整理して、関係部署に説明しています。
18項目は、当然ながら、すべて同じ優先順位でも、同じ進捗状況でもありません。それぞれの状況に応じて、特に伝えるべきことを整理して要望しています。
また、要望活動は「お願いをする場」だけではありません。国や県の担当者と現在の状況や課題を共有し、お互いの認識を合わせていくことも大切です。
道路や河川、港湾などのインフラ整備は、要望したからといって、すぐにできるものではありません。調査、設計、用地取得、予算確保などを経て、何年もかけて進んでいく事業が多くあります。
だから、一度要望して終わりではなく、必要性を繰り返し伝え、進捗を確認しながら、少しずつ前に進めていくことになります。
資料のすべてをブログでご紹介することは難しいため、今回は一例として「表紙、提案項目1・2」の画像を掲載します。
すべての資料をご覧になりたい方には、私の事務所で確認していただくことも可能です。
こうした要望活動は、毎年少なくとも1回行っています。事業によっては秋頃にも行います。
また、高規格道路など複数の市町にまたがる事業では、関係市町の市長や議長が一緒に動きます。期成同盟会が組織されている場合には、商工会議所や商工会など、経済界の皆さんとともに要望することもあります。
こうした積み重ねで、三原市に必要な道路、河川、港湾などの整備を一つずつ前に進めていく。これも議長の仕事の一つです。
最後に、少し私の思いを書いておきます。
今回の要望項目の中には、実現までにかなり長い時間がかかるものがあります。特に高規格道路などは、開通するのは早くても20年以上先になるかもしれません。
その頃には、私はもう議員をしていないでしょう。もしかすると、この世にいないかもしれません。それでも、今の立場で担っている役割は、きちんと果たしておきたいと思っています。
私たちが今使っている道路も、橋も、河川も、港も、突然できたものではありません。何十年も前から先人たちが必要性を訴え、計画をつくり、予算を確保し、一つ一つ積み重ねてきた。その結果が、今の私たちの暮らしです。
自分の任期中に完成する事業だけが、政治の仕事ではありません。
自分が完成を見ることができなくても、次の世代のために、今できることを一つずつ前に進めておく。それも政治の大切な仕事だと私は思っています。
今回この「議長の仕事シリーズ」を書いているのも、普段はなかなか見えにくい仕事を知っていただきたいからです。そして、政治には、こうして長い時間をかけて取り組む仕事もあることを、少しでも知っていただければと思います。
以上、今回は「要望活動で何を要望しているのか」についてご報告しました。
令和8年8月27日












